2021.10.15 👩🇩🇰🇯🇵👩

こんにちは

にんじんをみじん切りしていたことろ、小指も一緒に刻んでしまったぽて子です。しかも、1回目で気が付かず、2回切ってました・・・くっ、俺でも見逃しちゃうね。食器洗いなどで絆創膏がすぐにふやけてしまうので、入国後に箱買いをしていて正解でした。あの時自転車からズッコケた私、そして間違って小さいサイズの絆創膏を買った私、本当にありがとう。手元に絆創膏があったおかげで1ヶ月後のぽて子が助かったよ。…いや、どんだけそそっかしいんや……

今日はD国の女の子とカフェでたくさん話したこと一緒にトンカツを作ったことを書きます!その前に今から言い訳します!前回の日記から時間が空いてしまったのは旅行に2回行っていた(G国とD国の首都)のとそれを日記に書き起こすのに何日もかかってしまったのと、日本の大学の中間レポートを書いていたのと公共WiFiを使って書いていたところ突然ページを追い出され文字が全部飛んで🤪アハな気分だったためです(言い訳のクリスマスパレード)。観光先で見た建物の名前や歴史的背景を調べていると気が遠くなりそうです。。。一旦G国旅行の下書きは熟成させ、下書きすらないD国首都の旅行は投げ出し、他の下書きから書いていくことにしました!(まぁこの下書きもだいぶ眠っていたのだけど、、、)

 

現在通っている大学には、日本人留学生と日本語専攻のD国の学生を繋げてくれるプログラムがあります!私とDちゃん(D国なのでDちゃんという安直な考え)はそのプログラムのバディです!先生がバディを設定し、残りの関係構築は生徒の自由というとても自由度の高いプログラム…後から聞いた話ですが、他のバディペアはパブでゲームをしたりパーティに参加したりしているようです。Dちゃんと私はまずカフェで会うことに決めました。しかし、初めましてがカフェでの対面ではお互いに緊張してしまうということで、前日にZoomで会話をすることになりました。30分くらいになるだろうと見積もっていたのに、気がついたら1時間も盛り上がっていました!!話してみるとDちゃんもぽて子もどちらかというと真面目で大人数を好まないタイプだったので、気が合ったのかもしれません^^

 

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ここからは覚えている盛り上がった内容を記録していきます。言語は英語・日本語・ごく稀にD語(5単語くらい。本当に塩ひとつまみくらい。)です。事前のZoomにて、日本の言語だけでなくD国との違いなどでも盛り上がったので、ぽて子は入国してからこれまで気になっていたD国の謎に迫ることにしました。

 

交通機関のこと

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まずは、「今日はバスで来たんだ〜」という話から、入国直後から気になっていたことを聞きました!D国のバスや電車のチケット数種類の方法で購入することができるのですが、どの購入方法を取ってもズルをして無賃乗車をすることが可能なのでズルをする人がいないのか気になっていました。具体的には、改札がない(ICカードをスキャンする機械はあるがゲートはない)のでICカードやチケットを持っていようがいまいが乗車可能であり、尚且つ車掌さんがチケットを確認することは稀なので、たとえズルをしたとしても見つかることはほぼ無いような状態です。ぽて子はチキンなので毎回支払っていますが、UK国の友人は1回目以外支払っていないといつか言っていました、、、

Dちゃんは「人によるけれど、ほとんどの人が支払っているのではないか」と言っていました。無賃乗車中に車掌さんに確認をされると、高額の罰金を課せられるそうです。1回の罰金がかなり高額(1万円強って言ってた気がする)なので、リスクを犯さない人が多いのではないか、とのことでした。調べてみたところ、罰金は約13000円、約2900円で罰金取り消しを要求することができるようです(14日以内に訴えないと追加で約1800円の支払いが課される)。2ゾーン有効時間2時間で約400円弱であることを考えると、おとなしくチケットを買う方が財布にも心にも優しそうですね。最近罰金額が上がったとDちゃんが言っていました。無賃乗車が問題になったのでしょうかね??

余談ですが、一昔前はパンチカード(10箇所くらい穴を開けるところがあり、乗るたびに穴を開ける)を使っていたらしいです。D国も日本も紙に穴を開けることで切符の有効・無効を判断するという同じ手段を用いてるのは面白いなーと思いながら(穴でなくても紙の端を燃やすとか焦がすとか色を付けるでも他の方法をとっても良かったのでは??)調べてみると、日本の切符はイギリスの方法を輸入したものみたいですね。まあ、そりゃそうかという感じです。

 

参考:デンマーク3つの交通手段(電車・バス・メトロ)の利用方法。お得なチケットは? - せかいじゅうライフ-海外移住をもっと身近に世界で暮らす情報メディア-

Ticket Fine in Denmark

 

D語の文法

少しだけD語の練習をしたことも話しました。英語を覚えたての小学生のようにD語で自己紹介をすると「ゆっくりなら伝わると思う!」と言われ、ご機嫌です。褒められてご機嫌なぽて子は別のフレーズも学びたくなり、「私は〜が好き」の言い方を教えてもらいました!「デンマークが好き(I like Denmark)」と言いたい時は「Jeg kan godt lide Danmark」と言い、「歌うことが好き(I like to sing)」と言いたい時は「Jeg kan godt lide at Synge」と言うそうです。D語の難しいところは、発音が英語と異なっているところです… Jegと書いてあるとジェグと読みたくなりますが、実際はヤイと発音します。「Jeg kan godt lide Danmark」の発音は「Yai kan got lee Danmark」になるらしいです。Jの発音はYになり、単語の途中にあるG(とDも?)は発音しないD語…。ぽて子が最初に覚えたD語は「Tog(=電車)」なのですが、それをDちゃんに「トグ最初に覚えた」と言うと、「トーね」と言われ、この2ヶ月間のD語が崩れていく音が聞こえました。でも諦めるのはまだ早い…「発音は難しいけど、もしかして英語と文法は似てる??せめて文法はシンプルだったりしない??」と聞くと、D語には複数形が4つ以上あると言われました。そもそも複数形が存在しない国、日本出身のぽて子の心はもう帰国の準備バッチリです。ちなみにパターンは無いようです^^

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D人の英語力について

D国はD語が全く話せないぽて子でも快適に過ごせるほど、英語リテラシーの高い国です。迷子になっても買い物中でもほとんどの人が英語で対応してくださります。2回ほどグーグル翻訳を使ったことがありますが、特に同年代の人はネイティブ並みの英語力で、ほとんどD語訛りも聞こえません。DちゃんになぜD人は英語がそんなに上手なのか、どんな授業なのかと聞いてみると、「国が小さくて、(映画やゲームなどが)いつもD語訳付の商品があるとは限らないからかもしれない。調べ物も英語の方が情報が多いし」と言われました。(D国の面積は日本の約1/9ほどのサイズ)授業に関しては話すことに重点を置いていた気がすると言っていました。「文法のミスを恐れて何も言わないよりも、変な文法でも何かを言うことが大事」と教わったそうです。Dちゃんが「間違いから学ぶのだから、何も発言しないのは学ばないのと同じ」と言っていたのが印象的でした。実際に大学でも小規模なクラスでは3スライドに一度くらい「質問はある?」と聞かれます。また、初めの授業で先生が「このクラスにはバカな質問はないから、好きなだけ聞け」と言っていたのを覚えています。ぽて子はその言葉を信じてメールで質問を投げました、、、しっかり授業で取り上げてもらえたので嬉しかったです。

 

ゴミの分別リサイクル

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D国ではペットボトルの商品は少し値段が高く設定されており、ボトルをリサイクルに持っていくとお金が返金される仕組みになっています。専用のマシンにそのままのボトルを入れると、金額の書かれたレシートのような紙をもらるので、それをレジで見せて利用します。このリサイクルを促進させる仕組みに感動したと伝えると日本のリサイクルやゴミの分別はどうなのか聞かれました。日本では各家庭がラベルとキャップと本体を分別する(地域差あり)と伝えると驚いていました。ちなみにD国の分別(今住んでいる地域の分別)は、「紙」「ビン・ボトル・ガラス」「生ゴミ・小さいゴミ」の3つなので、燃えるゴミ・燃えないゴミ・紙・プラスチック・缶・ビン・・・と細かく分類されている日本のゴミの分別にも驚いていました。

 

他にもD語にも方言があること(意外とお互いに伝わらないらしい)やD国で観光すべきところなども教えてもらい、あっという間に2時間が過ぎました。

 

別日。

トンカツ

この日はDちゃんを家に招いて、一緒にトンカツを作りました!以前Dちゃんがトンカツが好きと言っていたので、とびっきり美味しいトンカツを食べさせてあげようと、練習するぽて子、失敗するぽて子、黒い物体を持ち上げるぽて子…この日の為にぽて子はレシピを探し出し、連続でトンカツを食べましたよ😇

 

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当日はDちゃんも料理が好きということでスムーズに調理できました!!熟年夫婦のような連携をとりながら着々と衣をつけ、揚げました。

 

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レシピには「きつね色になるまであげましょう」と書いてあったのですが、きつねの色って黄色から黒までたくさんあるよね〜と話しながら揚げました!Dちゃんはきつねと聞くとズートピアに出てくるニック🦊のような色が一番に浮かぶそうです。

 

この日も色々なことを話しました!

 

慣用句

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一番盛り上がったのは慣用句の話です。先日ベルリンの壁を訪れたのですが、そこで「壁を破る」という同じ表現でも、異なった意図を持って使われる(英語では人間関係が親密になること、日本語では記録を破ること)ことに気がついたという話から慣用句の話になりました。「鼻が高い」という表現はD語にもあるそうです。「顔が広い」という表現がDちゃんにはツボだったようです。きっと上の絵のような想像をしていたのでしょうね、大爆笑していました。反対に私にとってツボだったのは「全部親指」という表現です。不器用な人のことを指すらしいのですが、想像したら面白くて10分くらい笑ってしまいました。

 

ゴミ箱

Dちゃんに「ゴミ袋はどこ」と聞かれ、フックに引っ掛けているゴミ袋を指さすと少し不思議そうな顔をされました。「ゴミ袋設置するところなかったの?」聞かれ、「設置…する…ところ???」と聞き返すと、シンク下の扉と共に新しい世界が開かれました。

 

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シンクの下にある扉を開けると右のような銀の何かが設置されているのですが、(ぽて子は鍋を乾かすための置き場だとずっと思っていた)左のようにゴミ袋を被せて使うそうです。別の国に留学中の友人たちに聞いてみましたがついていないとのことだったので、D国特有なのでしょうか…???とりあえず便利なのでこの日以降快適に過ごしています!

 

そんなこんなで前日に仕込んでおいたサイドとチャーハンも盛り付け終わり、完成しました。2重の衣に2重揚げされたトンカツはサクサクでお店の味に劣らない美味しさでした。Dちゃんもとても喜んでくれたのでよかったです!

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最後に

Dちゃんと情報や文化の交換ができて楽しかったです!

1つだけ心配なのは、私の知っている日本の文化がDちゃんの日本のイメージに直結してしまう可能性があるので、しっかり自分の家庭・地域の文化と日本全体の文化を切り離して説明ができているかということです…。また、なんとなくで使っていた日本語について聞かれると答えにくい時もありますが(「鼻が高い」という表現は鼻が高くなっている本人が使っても良いのかと聞かれて少し考えさせられた)、良い機会なのでネットに頼りすぎず考えようと思います。今度はD国の料理を一緒に作る約束をしたので、また色々な話ができるのが楽しみです!