2021.10.14 コメディ&詩

こんにちは

建物と撮っているつもりがただのレンガと自撮りしていたぽて子です🤗家に帰ってから気が付きましたアハハ 自撮りがなかなか上達しません、、、留学に必要なものは間違いなく自撮り棒です。ぽて子が断言します。これから留学する人は忘れずに自撮り棒を用意してください。

 

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大学の料理は相変わらず美味しいです!特にこのオーブンで焼かれたポテト!せめてこのD国料理だけは習得して帰りたいです。チャレンジ精神でよそった紫色のカリフラワーはあまりおいしくなかったので今後は出禁…

 

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この日はチェコの子とお昼を食べたのですが、前日に「ランチ一緒に食べよ〜」と誘ってくれたのが嬉しかったです。いつの間にかぽて子は1人で行動をするのが当たり前になっていたようで、授業前に集合して一緒に教室に行こうよと誘ってもらえるとついつい感動してしまいます。自粛の弊害でしょうか、それとも元々の性格でしょうか😇

今日は「スタンドアップコメディ」と「詩会」に参加した時のことを書きます!

 

スタンドアップコメディ

 

今月は積極的にイベントに参加しようと思っていたので、またまたFacebookでイベントを探していました。すると「the Dirty Immigrant・Stand up Comedy in English」というイベントを見つけました!D国の公用語はD語なので、英語でのイベントはありがたいな〜と思いつつ、やっぱり「Dirty」の部分が気になってギリギリまで悩みました。最終的には「やらない後悔よりやる後悔」、と行くことに決めました。ギリギリ(当日の朝1時ごろ)になって決心したので誰かを誘おうにも直前になってしまいました、、、1限目から数少ない友人に声をかけていき、ほとんどの人に「予定があるよ〜🙏」と言われる中、K国のKちゃんが「私ちょうど時間あるよ!コメディ大好き」と一緒に参加してくれることになりました。チケットは1536円と思っていたより良心的な価格でした!

 

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今回ショーを披露してくださったのは、ルーマニア出身のVictor Patrascanさんです。参考に彼の動画をさらっと見てからショーに向かったのですが、「僕はアメリカに移住してからルーマニア人になった」というジョークがかなり響いてショーの前からワクワクでした。ここ数週間、日本人としてのぽて子の意見を求められたり、すぐに出身国を聞かれたりと多々日本人であることを意識させられていたため、共感しました。

 

Kちゃんと言えば料理(Kちゃんはシェフスクール出身)。ということでショーの前にご飯を食べました!

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夕食を食べ終え、ショーの行われるIrish Pubに着くと既に20人くらいが集まっていました。私はWinter Bluesというカクテルを、Kちゃんはビールを買い、端の席に座ってショーの開始を待ちました!カクテルが想像以上に青色でびっくりです!バーテンダーのお姉さんは「そんなに強くないよ」と言っていたのに、強かったです… ヨーロッパの人の「このお酒は弱い」はもう信用できません😬

 

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Victorのショーは自国ルーマニアの自虐ネタで始まりました。「ヨーロッパの有名なドナウ川ってあるだろ。俺が生まれ育ったのはあれの終わりの街なんだ。みんなが川でした尿の溜まり場さ、本当にきったない街だよ」と散々。確かにDirtyの名に恥じないスタートだ、と思いながら聞いていました。すると、Victorが観客に出身国を聞き、聞いては悪口を言う、を繰り返し始めました。1人目は「サウジアラビア」、2人目は「ドイツ」…メキシコ、スペイン、ラトビア、イギリス…と様々な国の人が集まっていたようで、Victorはどの国にも悪口を言っていきます。ラトビア人にはルーマニアに恥じないくらいShittyな国からようこそと言ってみたり、メキシコ人には隣にスペイン人が座ってるけど居心地は悪くないかいと聞いてみたり、ほら見ろサウジアラビア人はイギリス人からこんなに離れて座ってると指摘してみたり、スペイン人が英語を話してるの初めてみたよと煽ってみたりと、普段の生活であれば絶対に触れることのない(脳裏によぎっても意図的に触れない)話題をどんどん出していきます。初めは引き気味だった観客も少しずつ慣れ、ジョークとして受け取れるようになったのか徐々に笑いも増えてきました。

 

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その後も、キリスト教の教派の違いを馬鹿にしてみたり、男女間の違いもジョークにしたりしていきます。彼が各国等を馬鹿にしたのは、ただ単に観客の怒りを買いたかったからではありません。彼が本当に伝えたかったのは、「みんな本当はこんなステレオタイプとは違うでしょう。お互いに相手の仮面である人種や性別で判断してしまうけれど、結局みんなその仮面に縛られない個々人なんだよ」ということでした。確かに例に挙げられてきた国の悪口は、正直出身国の異なる観客が一緒に笑えるくらいには共通で認識しているステレオタイプばかりでした。しかし、実際にそう言われた国の人が(反応を見ていても)ステレオタイプに当てはまるとは思えません。言葉では固定概念はあくまで固定概念に過ぎないとわかっていても、なかなかその枠から脱するのって難しいですよね…この悪口のオンパレードのオチを学びに持っていくようなコメディは初めてだったので新鮮でした。ショーが終わると、それぞれ同じようにいじられた仲間意識からか、ショーの前は各々友人だけで会話していたグループが隣のグループと自然に会話を交わすような和やかな雰囲気が漂っていました。私とKちゃんは同じテーブルのラトビア人、スロベニア人、ルーマニア人、ブルガリア人の人と互いの国について話すことができました。(ここで私が相手の名前でなく国名で記憶しているところが少し自分でも引っかかる…そういえば名前聞いてなかったな)Victorが散々色々な国を馬鹿にしてくれたおかげか、お互い普段であれば気を使って聞けなかったことも素直に聞き合うことができました。

詩会

 

今日はなんとなくカフェで勉強したいな〜と思い、「勉強に向いているカフェ」で検索をかけて一番にヒットしたところに向かいました!せっかくなので頼んだことのないコーヒーにしてみたくてよくわからない名前のコーヒーを注文してみました。店員さん曰く、フィルターの代わりにフレンチプレスを使うコーヒーだよ、とのことでしたが、まさかフレンチプレス(器具)ごと来るとは思わず、動揺してしまいました。とりあえずグーグル先生に頼り、押せばいいことがわかったので難を逃れました…ふぅ…ミルク入れのデザイン可愛いですよね!多分D国のデザインです。

 

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19時半から詩を共有する時間がある(参加自由・予約必要なし)とのことだったので、少し長居してD語が話せないにもかかわらず、現地の詩会に参加することにしました!(なぜー!)

 

詩会前にトイレを利用したくなったので、向かうとオブジェのように佇むトイレが…笑

 

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サラダを注文し(パンが少なくなってきたからパンが少ないメニューにしてお願いと可愛いお姉さんに頼まれてNoと言えるわけがない)、食事を始めると丁度詩会が始まりました。

 

このサラダ、見た目はこんなに可愛らしいのに、独特な味で食べるのが好きなぽて子も1/5でギブアップしてしまいました。全体的に酸っぱく、パンも発酵の味がしました(?) ソースもお好み焼きソースのような見た目で男梅のような味なので脳が混乱…あとはよくわからない酸っぱい野菜1に少し苦味のある野菜2、ラディッシュ、アーモンドチョコレートのような見た目の酸っぱい何か、アーモンド、しっとりしたチーズ、オリーブでした。

 

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白状すると、詩の内容は一切分かりませんでした。どこからが自己紹介でどこからが詩なのかすらわからない…なのになぜか拍手(終わり)のタイミングだけはわかる… 不思議だ。 1つ目の詩は地域のジョーク風の詩、2つ目は少しシリアスで悲しい詩、3つ目はユーモラスで楽しい詩、4つ目はフレーズを繰り返す詩、5つ目は効果音の多い詩だったのではないかなーと思っています。1人だけ読み方の抑揚や周りの表情から詩を当てるという別の楽しみ方をしていました。答え合わせはしていないので真相は分かりませんが、、、

 

同じテーブルのおばさまに「間違って紛れちゃったの?詩を聞かずに気にせずご飯食べてもいいのよ」と言われたので、「ううん詩を聞きにきたよ。D語わからないけど、D語綺麗だから楽しい。」と伝えると「え、D語が綺麗?なんかポテト口に入れてモゴモゴ喋ってるような言語じゃない?」と面白い返しをされました。隣のおじさまは「俺は喉に引っかかったような言語って聞くけどなー」とのこと。確かに喉の奥で発音しているような音が多い気はするけどポテトって笑 流石に6−7個詩を聞いたら飽きたので途中で帰りました。

 

終わり

留学先だからこそのチャレンジ精神で参加してみました。特にコメディの方は私の中ではかなり大きく気持ちを変えるような時間だったので本当に参加してよかったなと思います。私の拙い説明ではその場の雰囲気が伝えきれないのが悲しいです。